DS『タイムホロウ 奪われた過去を求めて』クリアしました!
うーん、短いとは聞いていましたが、確かに短かったですね。
σ( ̄  ̄虫)は特価買いでしたから十分ですけど、フルプライスで買ったとしたらキツいかも?
でもゲーム自体は非常に面白かった!
・・・まあ、難易度なんて無いも同然のゲームなんですけどね。
ジャンルは一応アドベンチャー。ノベルに近い気もしますが。
簡単にどんなゲームかを書くと、主人公が過去を修正するペンを手に入れて、それを使って様々な事件を解決していくというゲームです。例えば、ある殺人が起きたら、過去をいじってその凶器を隠す・・・とか。それによって殺人事件は起きなかったが、代わりに別の事件が起きて今度はそれを解決して・・・そんな感じで次々に過去を修正し、大元の事件を解決しよう、ってのが大まかな話です。
でもねえ・・・クリアしてもな~んかスッキリしない。
元々、σ( ̄  ̄虫)がこういう時間ものは必ず矛盾が生じるから好きじゃないってのもありますが、どこか気持ち悪い部分があるんですよ。ドラえもんで例えるなら、「のび太の魔界大冒険」で、ドラミのもしもボックスを使って元の世界に戻しちゃったって感じ。根本を解決してないじゃん!ってことかな。
殺人事件が起きました→過去を弄って事件そのものを消しました→解決!にはならないと思うんだけどなぁ。ドラえもんの世界なら、一発でタイムパトロールに逮捕されるぞ?
ん?でもそれだったら、そもそもドラえもんは過去を変えるために来たわけですし、お年玉が少ないからってドラえもんを送り込んだセワシ共々捕まるはずでは・・・
いかん、話が脱線しすぎた。今はドラえもんは関係ない。
とにかく、こういう時間ものはスッキリしない部分があるって事です。
1章で友人の妹が行方不明になった時も、それを解決しないまま過去の原因を取り除いて行方不明にならないようにしちゃいますからね。殺されたのか?家出なのか?拉致られたのか?そういう事がわからない分、気持ち悪い。
「非常に面白い!」とか書いといて、なんだこれは?
と思われそうですが、逆に言うと文句があるのはこれぐらいで、後は概ね満足しているという事です。このゲーム、パッケージ絵からは想像できないほどダークな展開で、過去を弄られて主人公の両親が失踪状態になるのを皮切りに、上記の友人妹行方不明、さらに友人が人を殺す、そして殺される等々・・・最初から最後まで重い。ギャグっぽい部分はほとんど無く、音楽も常に暗い感じ。でも、それがいい。全然違うけど、何となく「ファミコン探偵倶楽部」を思いだしました。
グラフィックもキレイで、DSですがアニメムービーもあります。一部音声も入ってます。歌もあります。
ほんと、ボリュームの少なさとストーリーのスッキリしないとこ(それはσ( ̄  ̄虫)だけかも)を除けば、超名作かもしれません。
DSのタッチペンを上手く取り入れたシステムも見事。これはDSならではのゲームでしょう。こういうのなら、携帯機で出す意味があると思います。
というわけで、今なら1000円以下で買えるでしょうし、かなりオススメのゲームです。1冊の小説を読むような感じで楽しみましょう。
最後に・・・八木さん可愛いよ八木さん。
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